さに通信

広報職ワーママ。男児の子育て。

忙しいのが大好きな「マグロ女」を卒業する

マグロなんです、私。

 

 

いきなり、何の告白をするのかとお思いのことでしょう。

 

「私、マグロのように動き続けていないと死んでしまう」んです。

 

久ぶりにあった友人に必ず言われるのは、

「相変わらず忙しそうだね」

忙しなくフルタイム勤務、2人の息子のワンオペ育児をこなす私にとって、

忙しい=充実しているという認識で、それって褒め言葉だと思っていたんですよね。

 

 

マグロは絶え間なく泳ぎ続けることで、酸素を体に取り入れる。

だから泳ぐのをやめられない。

 

私は絶え間なく忙しく動き続けることで、間違った称賛を体に取り入れる。

だから忙しいのをやめられない。

 

だから、私ってマグロ女なんです。

(動く方のね)

 

けれど、時間や気持ちの余裕がない「欠乏した」生活がどんなものになるのか。

 

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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結論から言いますと、視野が狭くなり「頭が悪くなる」のだそう。

 

やばい。

私もうこんな生活10年以上してるから、残念なことに

脳みそまで魚になっている可能性が高い

 

必要なのはスラック(余裕)

 

時間やお金が欠乏しないように、適切なマネジメントが必要なのです。

 

 いざ、私はこの本を片手にマグロ女水揚げ卒業の時を迎える。

 

立ち止まっても死なない、スラックのある人生を送るのだ。

 

すきま時間に20秒で運動する方法

現代人らしく、ご多聞にもれず運動不足だった私。

 

「わざわざする運動」ってものは悲しいかな、定着しないものなのである。

 

「運動習慣なんて定着しないのよ。

 早く歩く、階段つかう、それだけしなさい。」

 

と、職場の医師の先生に言われてから、私はエレベーターやエスカレーターという文明を一旦忘れることにして、階段生活を送っています。

 

職場のオフィス9階も登りますし、マンションも12階まで昇り降りはすべて階段です。

 

エレベーターつかう同僚やマンション住人を、未来人だなぁ、と眺めつつ、私は文明を忘れてしまったので足を使うのです。

 

そう、あと早足ね。

 

私がハイパー早足でオフィスを歩くから、風圧で書類が飛ぶと先輩に怒られました。

 

まぁ、いい感じよね。

私がオフィスの風ってことで。

 

と、そんな生活を続けていたら、Applewatchの3つのリングもぐっるぐる回転するわけですよ。

 

しかし、まだまだです。

 

あと日常で何かできないかなって突き詰めたときに、

「コピー機からコピー用紙が出てくるの待ってる20秒」が勿体ないと思い、その時間をストレッチに充てることにしたのです。

 

コピー機に向かって前屈!!というか、最敬礼!

 

部署内では、コピー機を崇め奉る怪しい人扱いされてますが、デスクワークのいい気分転換にもなるし、気持ちのよいもので、

コピー機崇め...じゃなくてストレッチが定着してきたのです。

 

今後、このコピーを待つすき間時間にどこまでアクロバティックなことできるか、こうご期待。

 

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痛いの痛いの飛んでいけの代わりになる、子供が泣き止む方法

私、「痛いの痛いのとんでいけ」というおまじないが苦手な子供でした。

 

「いや、全然飛んでいかんし!!気休めやんかーー!!」って痛みに大泣きしながら、子供心に全力否定しておりました。

 

痛いものは、痛いのである!!

 

痛みにきちんとフォーカスしたほうが痛みが早く回復するそうなのですよ。

 

 

痛みを逃がすこと、私は得意でして、

自然分娩で2人産んでますが、陣痛の痛みがきたらとにかく息を「吐く」。

吸う方ではなく、ただ「吐く」ことに注力します。吐ききったら自然に吸うことができるのです。

 

そんなこんなで、痛みを我慢するのではなく、呼吸で逃すことで2回の出産は「一言も発さず」終わらせ、

大学病院で出産したのですが担当して頂いた助産師さんから「ここ数年で1~2位を争ういいお産でした。ビデオにとって母親学級で流したいくらいです!!」と、お褒めの言葉?を頂きました。

 

子供には首に2周、体に1周の計3周臍の緒が巻きついており、私自身がRH-AB型という2000人に1人しかいない血液型ということもあり、自己血を貯血して臨んだ出産でしたが、緊急帝王切開になることもなく、

「呼吸ができていたから、子供にも酸素がいったので自然分娩できたのだと思います」と医師の先生からも言われました。

 

 

そんなこんなで、とにかく痛いときは、「呼吸」ということを徹底して行ってきました。

 

 

***

 

今日、息子が襖に指を挟んでしまい、大泣きしていたのですが、痛いの痛いのとんでいけの代わりに、

まずは「痛いね」と、痛みを認めた上で、「ゆっくり息を吐き切って」と呼吸に誘導しました。

 

けど、まーーーー息子はプチパニックでこちらの話なんか聞いてないわけですよ。

 

そこで、いでよ、「呼吸アプリ」

 

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Applewatchの画面に呼吸を表示させると、子供の意識もこちらに向かいます。

 

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次第に落ち着きを取り戻し、呼吸に意識を向けることができていました。

 

ちなみに、呼吸してももちろん「痛いものは痛い」そうなのですが、

息子のパニック状態は落ち着ちつき、泣き声を聞くことによる私のストレスも軽減されるので聖母のような母を演じられるのである。

 

痛いの痛いのとんでいけの代わりに、

「ゆっくり息を吐いて、吸って」ぜひお試しください。

 

利他は果たして誰のためなのか

朝起きて、ふとCMクリエイターの野田凪さんを思い出しました。そして久しぶりに彼女の手がけたCMを見ました。

 

このCM、私の最も好きなCMのうちの1つです。

 

逃げてしまった青い鳥を探しにいく女の子。
そして、他人に施した利他の気持ちが、自分の知らないところで巡り巡って本人に返ってきます。

 


Coca Cola "What Goes Around Comes Around"

 

 

利他って誰のためにするのだろう。辞書をひけば

「自分の幸せより他人の幸せを願うこと」とある。

自分が幸せを感じていなかったり、欠乏感がある状態で人の幸せを祈るだなんて、できる?

 

けれど、こうして自分の知らないところで、人の幸せを願う気持ちが回り回って、次の誰かの幸せを祈り、笑顔を繋ぐ。

 

誰のためでもいいのだ。

もちろん、自分のためでもいいのだ。

 

幸せは数珠繋ぎになっている。

 

私で途絶えさせたくない。